今回ピッティやミラノの
ショールームをいろいろ見学した結果、
改めて脱帽せざるを得なかったのが、
もはやおなじみの存在ではありますが、
ラルディーニ
のすごさでした。
ビッグブランドより
マイナーなモノに惹かれがちな
私のようなへそ曲がり野郎にも、
有無を言わさず着たい！と思わせてしまう、
圧倒的なポテンシャル。
そして人々を飽きさせない工夫。
今回はその一端をご紹介します。
トレンドの英国調のストライプも、
ここが使う生地は実に味わい深くて魅力的。
私が今最も気になっている、
アーリー90'sのアルマーニを彷彿させるような、
ホームスパン風の生地。
これは個人的に非常にほしいなあ！
バンドカラーシャツや、
ゆったりとした
ホワイトパンツに合わせたいです。
もちろん魅力的なのは、
レギュラーコレクションだけじゃありません。
いつものスーツとは
ちょっと趣が違うな・・・と思ったら、
ラグジュアリーな
総毛芯のスーツラインも登場。
ウィメンズラインも
ますます洗練。
左のストライプジャケットなんて、
そのまま着てみたいくらいです。
ちょいと地味な印象も否めなかった
RVR（リバーシブル専門のコレクション）も、
格好よくなってきました！
でもって、今回のピッティウォモ
NO.１のニュースとなったのが、
ラルディーニ
×
ニック・ウースター
のコラボレート！
今までのラルディーニとは
もう、全く違います！
ジャケットは短丈、ちょいＡライン。
軽ーく洗いがかかっており、
とてもムードがあります。
48サイズを僕が着ると、こんな感じに。
でもって、ズボンは
２タックのテーパードで９分丈。
ウエストには
グルカパンツのディテールを
取り入れたりして、
うーん、実に
日本人好み！！
ちょっと高くなりそうですが
バカ売れの予感大、です。
もちろん変態仲間の
ガブリエレ・パジーニさんも
意気軒昂！
なんかもう、
このブランドだけで
ショップができちゃうんじゃないか？
と思えるほどに、
完璧な世界観を築き上げていた
ラルディーニと仲間たち。
これから
どんな展開をしていくのか？
本当に目が離せません！
この記事の執筆者
- TEXT ：
- 山下英介 MEN'S Preciousファッションディレクター
- 2018.2.11 更新
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
TAGS：
